本「切なくそして幸せな、タピオカの夢」
ばななさんの新作を読みました。
「切ない」ってばななさんの代名詞よなー!と思う。
タピオカの夢ってなんか可愛い。
たまたま、あとがきの最期の文章が目に入った。
わたしはたまにこういうことがある。
読み始めようとして、いきなりあとがきをふいに読んでしまい、
ハッとさせられる時。
「いつだって人生は素晴らしい。虚しいなんてことはない」
グッとくる文章だった。
わたしは、昔からどこか物事を斜めに見るくせがあって
いつもいつもこの世は虚しい
と思ってるようなとこがある擦れた子供だったから。
世界的作家の吉本ばななが、台湾の読者向けに書き下ろした作品「切なくそして幸せな、タピオカの夢」、いよいよ日本発売! 「人生は一度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいいーー。」緊張したデートから始まった恋人同士が、結婚して夫婦になり、子供が生まれ、家族になっていく。その中心にはいつだって美味しいご飯があった。著者本人の体験を元に描かれた。不安から解放されて心穏やかに、豊かな人生を自分らしく生きられるようになる傑作エッセイ。心温められるかわいいイラストも多数収録。2018年1月に台湾で発売された人気作を、この夏日本の読者にお届けいたします。
さあ、なんでタピオカなんでしょう
それはよんでのお楽しみ。
息子さんと台湾で好物の食べ歩き。
男の子って、決まったものばかり食べるよねー。笑
独身の人たちが台風前に、
わーっとみんなでワイワイご飯を食べている様子。
そしてその後。
それぞれが独りになる。独りで過ごす嵐の夜への恐れ。
繰り返される恋の刹那。
恋人よりも
いつでも自分だけを見つめてくれる赤ちゃん。
常に常に触れ合っていたじかんのこと。
「人生は一度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいいーー。」
さて、わたしは誰とおいしくご飯を食べようか
結婚したくなりました。じわじわと。
Soupy Tangさんのイラストも素晴らしい!
本の内側がおでん。なんて可愛いのー。
台湾の方なのかな?
どこの国とも言えない無国籍でいて、素朴な感じが可愛い
日本に取材にきていろんなものを見て
絵を描いたのだとか
この本が出版されるころ、彼女は妊娠をして。。。とか
直感というかインスピレーションというか
ばななだんの本を出す背景は、いろいろシンクロしてるのがいいなー
ばななさんの本の装丁はいつも可愛い。
この本もカバーめくったらどうなるの??
図書館で借りたから、それがわからないのが残念。
今度店頭でみよう。
読みやすくて、プレゼントにもいいかも。