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人生には時々突然の雨が降る。南インドカレー編

この記事は、

以前に書いた美味しいものは偉大シリーズにちなんでいます。

wonderfulworld.hatenadiary.com

シリーズして行こう。

今回は、南インドカレー編

 

とある面接を受けに東京に来た。

明日は七夕。

 

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面接は、15分で、午前と午後にそれぞれ一回ずつあった。

 

一回目。

とても緊張した。後半取り戻したけど。

緊張するのは、仕方ないよ、人間だもん。

 

緊張をほぐす術は、いくつか持ってる。

しかし、緊張するもんはするわ。

 

面接官は、意地悪ではなかったんだけど

1年5ヶ月前に亡くなった父のことを口に出すことになって

私の声は、突然詰まってしまった。

 

自分でも戸惑ったし、

面接官も困った顔をしていた。

空気が止まってしまった。

そのあと私は「すみません」と言ったかどうか覚えてない。

 

生真面目すぎた父が亡くなって、

私は申し訳ないけど、そのおかげで自由に生きられている。

父の呪縛からも、お金や時間にもとらわれることなく。

日々は淡々と流れ、母はそれなりに楽しく忙しくしているし

私自身も、もう平気だと思っていた。

 

でも、突然やってくるのだ、悲しみは。

せめて、面接の時は、外してよな。

コントロールできなかった。

やっちまったなー。

人生には、時々突然の雨が降る。

 

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面接前後で、ずっと話していた男の子は、とても感じのいい子で

いろんなことを話した。

合格したら、また会えたらいいなーと思ったが

最後にかなりのビッグな人生の出来事(というか抱えている問題?)を

私に伝えて帰って行った、笑。

ジャンルとしては、おめでたい系の話ですけど、

「人生何が起こるかわからんな!」と思った次第。びっくりした。

「それはもう抗えないねー。なるようになるよ」と彼に伝えた。

 

まあ他にもいろいろな人と話をして、なんだか落ち着かなかった。

たくさんの濃い人生を聞くと、とても楽しいけど、落ち着かない。

とにかく落ち着かない。

最近、よくこういう感じになる。

自分が今どこにいるのかわからないような、

絶えず、波の中にいる感じ。

 

「こういう時は何を食べたら落ち着くんだろう?」と考える。

素朴系で、、おにぎり?味噌汁?

でも、今おにぎりを食べても落ち着かない気がした。

 

ならいっそ、この感じを楽しもう

 

異国のものを食べに

東京駅近くの南インド料理の、ダバインディアへ。

 

カレーが大好物の私。

このお店は、5年ぶりぐらいの再訪です。

南インド料理専門店:ダバ インディア

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うますぎる、うますぎるミールス南インドの定食)。

ラッサムスープって、なんでこんな美味いの。

美味しすぎて、気絶しそうやった。

 

そして、東京駅近くという最高の立地よ、ありがとう。

壁は深い青色で、なんか洞窟のようなお店なんだ、落ち着く。

 

そして、ふと隣をみると

男の人が、ビリヤニ(インドの炊き込み御飯)を黙々と食べ、食べ終わって

チャイを飲んでいた。

 

もうそのセレクトだけで、スパイス料理好きってわかる。

それを見て私も嬉しくなって、

「美味しいなあ、ああ美味しいなあ」と思って、黙々と食べた。

 

 

「泣く」よりも「泣きそう」

「気絶する」よりも「気絶しそう」の方が

多分ドラマティックなんだと思う。

寸止めの方が。

だからつい使ってしまうんだろうな。

 

全てを忘れさせてくれる、南インドカレーでした。

 

ダクシンってお店も、

この近所にあって、そちらもめっちゃくちゃ美味いらしいので

また今度必ずいく。

こちらは、南インド人のシェフが作ってるらしい。

Dakshin

 

 昔はよく、この本を読んで、東京のカレー屋さんをたくさん訪ねました。

 

美味しいものは偉大です。特にカレーはね!