幅広い心と、くだらないユーモアと
音楽は、同じ曲でも、その時々で違った聞こえ方をする。
大事な決断は、カラオケで好きな曲を歌った感じで、自分の心に聞いて決める。
例えば、会社を辞めるって決断に少し勇気がなくても
大好きな歌を歌えば、歌い終わった後には、もう答えが出ていたりする。
おバカな方法論のようで、これは割と正しい。
つらつらと、好きなもの研究
奥田民生「イージューライダー」
なぜかたまたま
youtubeでこの曲を選んだか、流れ始めた。
18年ぐらい前この曲はとても流行ったし、イントロもわかる。
サビもわかる。特にサビは「青春」とか「自由」とか言ってたし
キャッチーな感じだから、流行ったのもよく分かる。。。
それくらいの軽い印象だったが、聞い見てびっくり。
歌詞が素晴らしすぎる。
今の自分にすごくグッときた。
奥田民生は、これを18年前に歌っていたなんて。
すごすぎる！「青春」を本当にうまく表現しているなと。
しかも、これって10代とか20代のいわゆる若気の至り的な「青春」じゃなくて
これは人生のテーマぐらいになりそうなぐらい。
この歌詞のように、生きていけたらハッピー。
私に必要なものが入ってる。
カレンダーも 目的地もましてやビデオなんて
入りません ノンノン 僕ら 退屈なら それもまたグー
＞むしろ、退屈の方がグーです 激しく共感
そして、DVDじゃなくてビデオなんだよなー この時代
名曲をテープに吹き込んで
＞カセットテープ！吹き込んでって言うのがアナログ感があって
カセット世代としては
ありありと、録画の動作を思い出すんです。
ラジオからかかってきた曲を、エイって録画ボタン押して
ガチャってカセットテープが録画のために動き出す感じ。
テープからテープへ、再生と録音ボタン同時に押す感じ。
よくわからんのだけど、”あれ”のもっと向こうへ行ける気がするっていうか
見たことないものを見てみたいんだっていう
根拠のない理由からくる確信、ふわっとした感じがめっちゃいいです
そしてこの屋上で歌ってる感じ、
奥田民生のラフな服装、空気感。
この手書き文字もかっこいい。らしさが出てる。
「青春」をわかってるなあーこのひと。すごすぎ。
気を抜いたらちらりとわいてくる
現実の明日は やぶの中へ
いつも俗世界と聖なる世界の行き来をしてる私としては、
これを聞くと、ぽいっと簡単に、俗世界を投げ捨てれます。
気持ちの良い汗を 決して枯れない涙を
心身健康であれ。汗をかくことは気持ちいいこと
悲しいことは少ない方がいい。でも、
どんなに悲しくても涙は枯れないってことを知ってるんだと思う
幅広い心を
くだらないアイデアを
軽く笑えるユーモアを
うまくやり抜く賢さを
時々、心はとても、狭くなる
余裕がないと、アホなこと思いつけない
辛すぎると、笑えないんだ
いちいち傷つかずに、適当にかわしていく、鈍感になる術は、とても欲しい
だからこれら4つがいつも必要。
習字で書いて壁に貼っておきたいぐらい。
眠らない体を
すべて欲しがる欲望を
大げさに言うのならば きっとそういう事なんだろう
誇らしげに言うならば、きっとそういう感じだろう
＞体としては眠りたいんだけど、
でも 眠らない体=徹夜ってわけではなくて
いつも元気でいられるのは、
いつも満たしてくれてるエネルギー”青春”があるから
要らないものは本当に要らないんだけど
自分が欲しいって思ったものは、すべて欲しがっちゃうもんねー
欲しがっていいんだっていう事
そしてそれが自然というか
そしてそれが「たぶんそういう事なんだろうなー」って
言い切るのではなく
自分に優しく言い聞かせるようなとこが、ぐっときます。
奥田民生としては
最後に「そういう感じだろう」の「ろう」の音を半音下げてて
それが彼としては「革命的」なんだそう。
「やったった！」と。
そのエピソード聞いて、
その「やったった感！」も青春だなと思ったのでした。
小話。音大の教授の学術的視点から見ても、奥田民生の曲の構成というのはトリッキーらしい。
ありえない、とのこと。
なんでこのコードの並びになるのかと。
他の人が弾いても、なんか繋がらないと。
生きる革命ですね。かっこよすぎ。
音源は貼り付けておきます。
ふとんを使って アナログに録音中！
生声が素晴らしいです
一生青春だぜ
幅広い心と、くだらないユーモアを持って
