ローカルマーケットに出店&撃沈
オーストラリア、シドニーでやってみたかったことの一つ。
「ローカルマーケットに出店すること」
http://www.glebemarkets.com.au/
というわけで、この「グリーブマーケッツ」に出店しました。(2017.7)
これは私が日本にいた時から言っていたことで
でもこういうのって大抵の場合は、日本でももともと何かものを作って売っている人が
その延長として、海外でも試してみたいって思うことだよねえ?と思ったまま
挑戦しないまま、シドニーで過ごしてもう11か月経ってしまった。
にしてもローカルマーケット出店なんて
「私は頭がおかしいのかしら?」
特に日本で何か作って売ったことがないのに。
ただ単に「海外で、物を売る」という体験がしてみたかったのだ。
フリマや、かき氷の屋台だったらやったことあるけど。
でもやっぱり未だに、何か絵を描いたり作ったりするのは私の仕事じゃないと思う。
得意な人がやればいい。
私はサッカープレイヤーじゃない。コーチの方。黒幕でニヤリとしていたい。
帰国まであと二ヶ月ぐらい。
マーケットを幾つか見て、どのマーケットがいいか決めて
何を出すか考えた。
出店は簡単ですよ。
Webから、ぽちぽちと進めていくことができます。
自分の出したいジャンルを選んで、
出したい場所を選んで、クリック。
お店を出すのには、94ドル(2.4mx2.4m)かかります。
一緒に出す人と二人で分けました。
当時オーストラリアドルが85円ぐらいだったので、
出店料はだいたい、8000円ぐらいですね。
さて、商品は何を出そうー。
文房具を売ってみたい気持ち(特にレターセットとかオリジナル封筒とか切手が好き)はあったので、
日本でまとめてあったものを、母に送ってもらいました。
日本の文房具 プラス 何かかなーと思ってました。
Marketのために作った商品はこちら。”MANGA ENVELOPES"
Language exchange(言語のおしえあい)をしていたオージーの友達が
毎週シドニーでジャンプを買ってたので、それをもらって封筒を作ることにしました。
メッセージカード入り。
何かを作るなら、絶対環境に負荷をかけないものがいいんです。
何でこの封筒になったかって、
まあ理由はいくつかあるんですけど、気が向いたら、、また書きます。
お世話になってた家の子供たちと、商品開発。
漫画の紙には、カラーが色々あったので、2色を張り合わせた封筒にしたり、、は左の彼女ヒニーのアイデア。
制作、めちゃくちゃ手伝ってくれたし「魅力的だから売れると思うよ!」って。
いい子だねえ君は本当に。
時々、ジャンプにエロいページがあると
「これは不適当だわ!」って、裏側になるように工夫してくれていました笑。
ディスプレイまで考えてくれた。ありがとうー!
そして当日、
いろんな人が見てくれて、いろいろ英語で話せて、買ってくれて楽しかったー。。。
そんなことは全くなかった笑
現実は厳しかったー。
全然売れなかった。
途中ディスプレイも変えまくったり、
値段下げたりもしたけれど。
「全然ものが売れない」っていう体験をした。
(私どうやら簡単に売れる期待をしていたんですねー。。。)
雑貨の会社で働いていた時、
商品が売れないのは営業の人のせいだと思ってた。
本当にすいませんでした。土下座して謝りたい。
一緒に出した友人の版画のカードは、ちょいちょい売れていて羨ましかったです。
少しファンがつきそうだったな。
私が並べていたものは、
週間誌で作った手作りマンガ封筒に、
白根ゆたんぽのアダルティーなZINE、
台湾の匂い付き封筒、 Bob Foundationのカード、
ファミリアの星の王子さまレターセット、鳩居堂、中川政七商店のの便箋。
和紙のメモちょう。
養老天命反転地、高千穂神社、牧野富太郎の絵葉書。 マニアックすぎたか。
封筒制作の実演もしてみたり
ディスプレイも何回も変えて 人の視線の変化を感じたり。
週間ジャンプも、ディスプレイとして飾ってましたが、
むしろ「ジャンプ売ってくれ!」みたいな人もいたなー。
中古ジャンプ売った方が、いい商売になるんじゃないか。。。
隣で出店してた人は2年間ずっと出してるって言ってて、やり続けてやっと見えてくるのかもしれません。
日本人はマーケット遊びに行くねって言いたら必ず来てくれるけど
オージーは行くって言ってその日の気分で来ないって本当だった笑 (3人中3人)。
外人が異国の地で結構な勇気出して出店したんだけどな笑、
でももう私帰国しちゃうもんね。
古着やアクセサリーがよく売れてました。 みんな服が好きなんだなー。
私が、可愛いアクセサリーとか作る人だったらよかったですが笑
そういう気は全く起きないので やっぱりエッジの効いたものを、おもしろい切り口で提供していきたい。 おしゃれなものにはあんまり興味がないんです。私がやらなくていい。
可能性のあるちょっとギリギリの危ういものに興味があるというか 萌えるんですよねー。
ぐったり。疲れた。
でも
「簡単にものは売れないんだな」っていうことが、収穫でした。
さて 次はどうしようかなー。またなんかやろう。